せどりスクールは無駄?【結論:おすすめしません】不動産投資の経験から語る本当の稼ぎ方

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「副業で収入の柱をもう一つ作りたい」 「せどりが儲かるって聞くけど、何から始めたらいいんだろう…」

そうお考えの30代、40代のサラリーマンの方は多いのではないでしょうか。そして、そんな時に目に飛び込んでくるのが「誰でも簡単!」「月収50万円保証!」といった、せどりスクールの甘い広告かもしれません。

しかし、この記事では結論からお伝えします。

せどりスクールに通うことは、私はおすすめしません。

なぜ、そう断言できるのか。 それは、私自身が過去に経験した「不動産投資」での学びが、せどりの世界にも驚くほど当てはまるからです。

この記事では、あなたの貴重な時間とお金を無駄にしないために、スクールの実態と、遠回りに見えて実は一番の近道である「本当の稼ぎ方」を、私の体験談を交えながら具体的にお話ししていきます。

【体験談】私が不動産投資で学んだ「おいしい話」のウラ側

「せどり」と「不動産投資」。一見すると全く違う世界に見えますよね。 しかし、収益を生むための構造は全く同じです。

  • せどり:商品を安く仕入れて高く売る
  • 不動産投資:物件を安く仕入れて高く貸す・売る

どちらも、「市場価格よりもいかに安く仕入れるか」が成功の絶対的なカギなのです。

実は私自身、過去に高額な料金を払い、ある不動産投資のコミュニティに参加していた時期がありました。そのコミュニティの謳い文句は「会員限定で、市場に出回らない優良物件を紹介します」というもの。私は「これで勝てる!」と期待に胸を膨らませていました。

しかし、現実はどうだったか。 実際に紹介されてくるのは、お世辞にも「優良」とは言えない、市場価格と変わらない、むしろ割高な物件ばかり。

考えてみれば当たり前です。 本当に儲かる掘り出し物件の情報があれば、コミュニティの主催者が真っ先に自分で購入します。 わざわざ会費を払っているだけの参加者に、金の卵を産むガチョウを譲ってくれるはずがないのです。

この構造、せどりスクールにもそのまま当てはまると思いませんか? 「このノウハウを使えば誰でも儲かる商品が見つかる!」と教えてくれるスクールがあったとして、そのノウハウが本物なら、講師たちは生徒に教えず自分たちだけで実践した方がよほど儲かるはずです。

「でも知識やノウハウは学べるでしょ?」その考えが一番キケンです

「おいしい情報が手に入らないのは分かった。でも、稼ぐための知識やノウハウを体系的に学べるなら価値があるのでは?」

そう考える方もいらっしゃるでしょう。 もちろん、学べることはゼロではありません。しかし、そのために何十万円もの大金を払う必要は全くありません。

なぜなら現代では、本当に良質な情報が、書籍やインターネット(ブログ、YouTubeなど)で、驚くほど安価に、あるいは無料で手に入るからです。1,500円の書籍に書かれている内容と、30万円のスクールで教わる基礎知識が、ほとんど変わらないというケースもザラにあります。

本当に重要なのは、たくさんの知識を頭に詰め込むことではありません。 「いかに安く仕入れるか」というたった一つのシンプルな原理を、あなた自身が試行錯誤しながら追求していく「行動」そのものなのです。

ならどうすれば?スクール代を自己投資に変える「せどり成功」への5ステップ

では、スクールに行かずに、どうやってせどりを始めれば良いのでしょうか。 大丈夫です。浮いたスクール代を、最も効果的な「自己投資」に変えるための具体的な5つのステップをご紹介します。これこそが、本当の意味であなたの血肉となる学びのプロセスです。

【ステップ1】不用品販売で「売る」感覚を掴む

まずは家の不用品をメルカリやヤフオクで売ってみましょう。「こんなものが売れるんだ!」という発見や、値段設定、梱包・発送、購入者とのやり取りまで、商売の基本をノーリスクで体験できます。

【ステップ2】少額で商品を仕入れてみる

次に、ブックオフで100円の本を1冊、あるいはハードオフやセカンドストリートで500円の雑貨など、失敗しても痛くない金額から仕入れを始めてみましょう。最初は利益が出なくても全く問題ありません。「仕入れて売る」という一連の流れを経験することが目的です。

【ステップ3】仕入れと販売の記録をつける

エクセルの簡単な表で構いません。「何を」「いくらで仕入れ」「いくらで売れて」「利益はいくらか」を記録する癖をつけましょう。これにより、「感覚」ではなく「数字」で自分の行動を客観的に評価できるようになります。

【ステップ4】なぜ売れたのか?なぜ売れ残ったのか?を分析する

記録を元に、「なぜこの商品はすぐに売れたんだろう?」「なぜこの商品は売れ残っているんだろう?」と考える癖をつけます。この小さな「なぜ?」の積み重ねが、あなただけのノウハウを構築していきます。

【ステップ5】少しずつ仕入れの幅を広げる

「このジャンルなら利益が出しやすいかも」「こういう特徴の商品が人気みたいだ」といった、自分なりの勝ちパターンが見えてきたら、少しずつ仕入れの金額や商品の幅を広げていきましょう。小さな成功体験を積み重ねることが、何よりのモチベーションになります。

あなただけの「勝ち筋」を見つけよう!強みを活かす戦略ヒント

せどりは、誰にでも通用する「魔法のノウハウ」を探すゲームではありません。 あなた自身の「強み」や「好き」を活かして、他の人が真似できない独自の仕入れ方法を見つけ出す、オリジナルの戦略を組み立てるゲームです。

あなたの「当たり前」が、他の人にとっては「特別な武器」になるのです。

  • 人と話すのが好きなあなた → 地元のリサイクルショップの店主と仲良くなり、セール情報を誰よりも早く教えてもらう。
  • マメで几帳面なあなた → フリマアプリに張り付き、相場より安く出品された商品を見つけ出す「アラート猟」を徹底する。
  • 営業職の経験があるあなた → 在庫を抱えて困っている個人商店などに直接交渉し、まとめて安く仕入れさせてもらう。
  • アニメやゲームが好きなあなた → 専門知識を活かして、他の人が価値の分からない「お宝グッズ」を発掘する。
  • 車やバイクいじりが好きなあなた → ジャンク品のパーツを安く仕入れ、修理して価値を高めてから販売する。

最高の教科書は「実践」という名の現場にある

高額なスクールに時間とお金を投資するくらいなら、そのお金を「仕入れ資金」と「試行錯誤のための授業料」として、今すぐ実践の場に投資してみてください。

失敗を恐れる必要はありません。1,000円の仕入れに失敗しても、それは1,000円で「この商品は売れない」という貴重なデータを買えたということです。そう考えれば、失敗は全て成功への糧となります。

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