「いつか起業したいけど、アイディアが浮かばない…」
「やりたいことが分からないから、動けない…」
そんな悩み、ありませんか?
実は、起業を志す多くの人が最初につまずくのがこの「アイディアの壁」です。
でも、声を大にして言いたいのは——
アイディアがないなら、まず“誰かの役に立って、お金をもらってみること”が最強のスタート。
えっ、それだけ?と思うかもしれませんが、これこそが「ビジネスの原点」なんです。
なぜ「身近な人からお金をもらう」ことが最強の第一歩なのか?
「え、そんなことでいいの?」と思うかもしれません。しかし、この一見地味な行動にこそ、ビジネスの根幹をなす重要な要素がすべて詰まっているのです。
【理由1】ビジネスの本質がわかる
ビジネスとは、突き詰めれば「誰かの課題を解決し、その対価としてお金をいただく」というシンプルな活動です。友人のPC設定を手伝って感謝され、ジュースを奢ってもらう。これも立派な価値交換。この商売の最小単位を、ノーリスクで体感できるのがこの方法です。
【理由2】自分の「本当の価値」に気づける
あなたにとって当たり前にできることは、他人にとって「お金を払ってでも解決したい悩み」かもしれません。あなたが5分で終わらせるExcel作業に、2時間頭を悩ませる同僚はいませんか?そのスキルは、あなたが思っている以上に価値があるのです。
【理由3】超低リスクで「仮説検証」ができる
新しい事業を始めるには、通常、資金や在庫、店舗など多くのリスクが伴います。しかしこの方法なら、元手はあなたのスキルや時間だけ。「このスキルは、本当にお金を出してもらえるほどの需要があるのか?」という最も重要な仮説を、傷一つ負わずに検証できます。
【理由4】リアルなフィードバックが手に入る
身近な相手だからこそ、「すごく助かったよ!」「もし本格的にやるなら、ここはもっとこうだと嬉しいかも」といった、率直で温かいフィードバックをもらいやすいです。これは、どんな高価な市場調査よりも価値のある、サービスの質を高めるための生きたヒントになります。
【理由5】「ゼロイチ」を達成し、自信がつく
自分の力で、初めて「1円」を稼いだ経験。この「ゼロからイチを生み出した」という事実は、何物にも代えがたい成功体験です。「自分は価値を提供できる人間だ」という確固たる自信が生まれ、次の挑戦への強力なエンジンとなります。
じゃあ、具体的に何をすればいいの?
ステップ①:自分の「できること」を書き出す
難しく考えなくて大丈夫。たとえば…
- Excelで家計簿を作れる
- インスタ投稿を代わりに考えられる
- パソコンに詳しい
- 掃除や整理整頓が得意
- 子どもの遊び相手ができる
とにかく「自分にとっては当たり前のこと」が、他人にとっては“ありがたい仕事”だったりします。
ステップ②:「何か手伝えることある?」と聞いてみる
「ねぇ、なんか手伝えることある?」
この一言で、ビジネスは始まります。
「このノートの家計簿、パソコンでまとめてくれない?」「今度イベントやるんだけど、チラシ作れる?」
「店のメニュー、スマホでも見られるようにしてくれたら助かるな」
ここで大事なのが、「無償でやらないこと」。
ちゃんと報酬をもらってください。金額は小さくてOK。
ステップ③:とにかく、やってみる
- お母さんの手書き家計簿をExcelにまとめて3,000円
- 友達のInstagram投稿を5つ考えて1,500円
- 叔父の店のGoogleマップ情報を整備して1,000円
この一つひとつが、すべてあなたの「実績」であり、「起業の種」になります。
「こんなことでお金もらっていいの?」という不安について
結論から言うと、まったく問題はありません。
あなたが誰かのために時間と労力を使ったなら、それは立派な「価値提供」です。
むしろお金をいただくことで、相手にも「お願いしてよかった」と思ってもらえます。
スモールビジネスのアイディア出しよりも大切なこと
ここまで、いろいろな理由をお伝えしてきましたが、その中でも最も大切なことがあります。
それは、自分から能動的に他の人に対して働きかけをすること。
誰かに提案をする、営業をするということは断られるというリスクを含んでいます。ですので多くの方が仕事が来るのを待っているのが現状であり、自分から積極的に動く人はほとんどいません。
スモールビジネスを立ち上げた際、最も重要なことは集客です。集客できなければ売上も上がりません。ですので、ちょっとした小さな仕事でも良いので、誰かに対してまずはアプローチをしてみる。これを意識して実践してみましょう。
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